人間っていいなvs畜生っていいな
もうすぐ学生が終わるということもあり、方々から連絡が来る。私って意外と人間やってんなと思う。
12月から3キロ太った。人間やってんなと思う。
毎日読書とアニメとコブラ会で時間が溶けている。暇だけど退屈じゃない。人間やってんなと思う。
久しぶりにたくさん歩くとすぐに疲れてよく眠れる。人間やってんなと思う。
こんなに毎日ハツラツと人間やってんのに新生活のことを考えると人間辞めたくなる。春はもうそこまで来ている。
苦しめ、そして、苦しむのだ。それが人間の当然な生活なのだから。
坂口安吾『悪妻論』
まだまだ私は人間じゃないかもなとか思う。はやく人間になりたいしちょっとづつヤなとこ変えたい。
苦しみの受け入れ体制を整えつつ布団に潜る。
美しくあることと人間の価値
先日美術館に行ったら学芸員氏が「結局人間は表層しか見ない」っていう話をしてて、美醜とか言うけど皮膚一枚剥いだら所詮みんな一緒っていう論(皮肉)があるらしく頷いて帰ってきました。
もちろん外ヅラを見て快く思うことそれ自体が悪いなんてことは無いと思う。私も顔がいい人を見てキュンとすることがある。だけど外ヅラだけで人間の価値を判断したり罵声を浴びせるのはかなり違う。
個人的には世界は広いので外ヅラだけで人の全てを判断するような人間の意見はほどほどに聞くくらいでいいと思う。でもふとした瞬間に向けられる眼差しやつぶやきに気持ちがぐちゃぐちゃにされることがある。私も多少なりとも経験があるが、それは正直本当にツラい。
私は小さい頃から小太りでアレルギー体質(皮膚が)だったので身体美に対する執着が強くなかった(というより諦念が強かった)ように思う。これは私の弱さである反面、強さではないかと自負している。
というのも、身体は必ず衰えるからだ。私は衰えることを恐れない。むしろ早くおばあちゃんになりたい。なぜなら身体の美しさだけにこだわる理由がないため、もっと言えばそこではないところに生存の価値を見出しているからである。醜い人間に価値は無いのか?であればもし身体の美しさにのみ価値を感じる人はそれらが失われた時どうするのか?泣き喚くのか?
美しくあることは快い。だけどそれは他人を測る物差しではない。あくまで自分が楽しむための意識に過ぎない。
美術館での話を聞いてから自分がありとあらゆる皮を剥いだら何が残るのかを考えている。立場、衣服、皮膚、それらを剥いで残るものこそが人間の本質的な部分だと私は思う。他人と接するときにそれを見つめることのできる人間になりたい。
2021、シニカルと読書の目標
いろんな人があけましておめでとうと言ってるのを見て、何がめでたいのか分からなくなってきている。私は都合のいい時だけ綺麗事を信じて周りが綺麗なことを言いだすとぜんぶ疑いたくなりがちだ。こういうのは批判的な思考というものではなく単純に性格が悪いんだろうなと思う。
今年の目標は2つある。
1つ目はシニカルを増量すること。具体的に言えばなんでもホイホイ信じない、いくつかの異なる立場から物事を考える、といったところである。
私はアホなのでわかりやすいものにすぐ共感してしまう。他人の言ってることにもすぐ影響を受ける。極まれば陰謀論とかもすぐ信じてしまうと思うし思想的にも偏るしで良いことがないと思う。こういう時皮肉屋的成分(それ即ち想像力とも言えるか)が役に立つのだろう。一回立ち止まる、情報の背景をよく調べて意図を考える、何が言いたいんだお前は?を考える。それをやる。
2つ目は問いを立てながら読書をするということだ。去年読書に時間を割いてみてわかったのだが、自分の興味に基づいて目的を持って(ぼんやりとでも問いを立てて)選書した方が読書が捗った。来年からは読書に時間がどれだけ割けるか分からないので闇雲に本を読めなくなりそうなのは少し残念ではある。
直近興味があるテーマとしては、アメリカとイギリスの文化の違い(ロック、ヒップホップなどの音楽とファッション、資本の関わりなど)とお笑いについて。もうある程度買う本は決まっているためお年玉でジュンク堂に走りたくてウズウズしている。
これら2つの目標を立てた先にぼんやり見据えているのは「善さ」(正しさ?)とは何かという疑問に対する模索である。これに正解はないし「善さ」は国や時代によって基準が変わってくる。それでもやっぱりその時その時のベストを尽くしたいと思う(それは私が気持ちよくなりたいだけなのだが…)。ただそのためには自分なりの正解を考えて日々改めていくしかないと思う。そのために知識を蓄えつつ思考していく、その感じを忘れずに生きたい。正直仕事はいつまで続くかは分からないが、私が私に責任を持って自分の善を探す、改める。何事も成せなくてもそれだけ意識してれば良いやと思う。まずは。
体裁を気にしたり規範意識だけで判断したりするの、そういうの全部ウザいから今年はもうやめたい。適当の筋肉を鍛えたい。
如何に生くべきか、生活態度が確立しておれば、そこには下らない悲劇はない。騙された、とか、人の犠牲になった、とか、そういう受け身の新派悲劇は有り得ず、すべては自己の責任に於て行われているから、失敗も、そこから立ち直り伸び上る踏石となり、次の歩みのフミキリとなる。
坂口安吾『男女の交際について』
this is my 本棚↓ちまちま読みます
餃子テロ
カロリーが足りない。とにかくカロリーの高いものが食べたい。オンライン内定者研修を終えた私はカロリー欲の権化と化した。将来が不安で仕方ないとき、味方になるのは布団とカロリーだ。
薄力粉と板チョコを常備しているのでクッキーを焼くことにした私は寮のオーブンを温め材料をこねていた。
余熱が終わると台所じゅうに餃子の匂いが充満している。余熱でなんか焦げたんだと思うが、私が今生成しているのはクッキーである。
不本意ながらクッキーの赤子を前に餃子のことで頭がいっぱいになってしまっている。どうしてくれるんだろうか…黙々と焼けていくクッキーを前に王将のことを考えている私はカロリー大魔神に改名したい。
出来上がった餃子です。
16:38追記:味は「ステラおばさんのカントリーマアム」という具合です。カンでベーキングパウダーを入れたのがアカンでした。次はもっとさっくりしたい。
ドーナツを嫌いになる程食べたい(食べろ)
12月1日の明朝、腹の虫の合唱を肴にコーヒーを飲んでいる。ここのところ食べても食べても満たされることはなく、寝ても寝ても寝足りない。本を読んだり読まなかったり何かを考えたり考えなかったりすることが多く、時間も金も集中力も足りない。
1年を12ヶ月と決めたやつ、勤労を義務と決めたやつ、それらをわたしは決して許すことはないだろうと思う。
今月で生まれてから22年経つことになるが、思い返すと生後三ヶ月から肥満傾向にあり、幼稚園にはいつも完璧に寝坊していた。若さゆえの欲深さなどではなく生まれつきやる気がないのかもしれない。
起きていると大抵食べることと寝ることとしょうもないネガティヴなことしか頭に浮かばないので確実に体重が増えていると思う。体重の重さは気持ちの重さということでひとつ許してはくれないだろうか(誰に?)。
昨夜食べたアイスの画像を共有して結びとする。
10/12〜
10/12
- 料理
- 本返却
- 『輪るピングドラム』見る、考察も読む
幾原邦彦監督作品は「目に映るすべてのものはメッセージ」なのだろうか。ネタバレや考察を読んだ上でもっと見たくなるアニメは面白い。あと究極に面白くて世界観が徹底されてるアニメは疑いの余地がない。面白いアニメの中でも、いや、そうはならんやろ!っていうツッコミは絶対に随所に起こりうるし、2次創作などではそれを前提にいかに楽しめるかみたいなところがあると思っている。ピングドラムに関してはそもそも理解するのが難しいのもあるかもしれないが、全部が意味のある伏線で「なるほど」にしかならない。エヴァよりおもろい気がしているのは最近エヴァ見てないからなのだろうか。『少女革命ウテナ』や『さらざんまい』も気になり始めている。
10/13
- 授業でる
- 卒論題仮決め、インタビュー対象絞り
卒論進めてルパン見て…突然の腹痛に襲われ中途半端な時間に寝ました。ここ1ヶ月睡眠に成功した試しがない。しんどい。
10/14
- ゼミでる
- 卒論題目提出
- インタビューアポ取り
- 現状で書けそうなことざっとまとめる
- 『輪るピングドラム』一気見する
輪るピングドラムを1.5倍速で4時間くらい流して一気に見た。考察、ネタバレ、現代思想の反出生主義特集などを事前に読み込んだお陰で後半はかなり刺さった。子供は親を選べないという観点からついつい反出生主義を連想してしまう。アニメや漫画における家族の描写についても一考の余地しかない。ちょっと言いたいこと別稿でまとめます。そのくらい面白いアニメだった。(というか後半はもはやアニメにではというよりも理不尽な現実社会に対して泣いていたような気がする。)
明日(今日)は文献読んでとりあえず書き出す。例のブツをな。
10/15
- 卒論文献回収
- 卒論フォーマット作成と草稿書き出し(400字)
- ブログに感想書き出す
- 適当に本読む
ピングドラムの感想をブログにし始めたは良いがマジでまとまらん。南無南無
10/16〜10/17
インタビューの調整や卒論執筆、髪を切ったりするなど。以下略
1ヶ月経過し、毎日ブログ書くのが(中身なさ過ぎて)完全に飽きてきたので、月1でコンテンツ感想など要所のみ記述にします。
10/5〜
10/5
- 文献あたる、軽く言いたいことまとめる
- 『闘争領域の拡大』『女生徒』読む
昼過ぎに突然卒論担当から「明日ゼミやる」メールが来た。人生は常に寝耳に水だなと思う。安らかに寝かせて欲しい。しかしお陰で無理やりにでも方向性をまとめることができたのでとりあえず明日は出陣する気持ちで頑張りたい。
にしてもミシェルウェルベックは一文一文が強い。文脈抜きで読んでも面白いのにそれが束になったら面白すぎるに決まっている。
一生読書して過ごせたら、どんなに幸せかと思う。僕は7つの時分にはすでに読書の力を知っていた。この世界の仕組みは痛々しく、生きづらい。僕にはそれが修正可能とは思えない。実際、僕には一生読書して過ごすほうが向いていると思う。
『闘争領域の拡大』p19-20より
ウェルベック、マジラブでしかない。
10/6
- 授業でる
- ゼミでる
- 方向性立て直しと文献読む
- 『廻るピングドラム』みる
マジで長い1日だった。1、2限で井上ひさしについての講義に出る。15:30からゼミで大どんでん返しが起こり、また方向性の再検討。正直卒業できる気がしなくなってきた。最善を尽くす。それから日付が変わるまでずっと検討していた。
本当は映画を見たかったが余裕が無いので気になっていた『廻るピングドラム』を見た。シュタゲもそうだが、ヒロインが序盤で死ぬアニメはおもろい。こばととかとも構造は一緒なのかな?という印象。ちょっとずつ見ていく。
10/7
- とりあえず題目案を2.5個に絞り、意を固める
- 『闘争領域の拡大』読む『ニック・ランドと新反動主義』読了
- soundcloudで音楽聴いてレコード回す
サンクラで80'sディスコミックス聴いて肩を揺らしていたら1日が終わっていた。こんなことある!?(そもそも昨日の反動で昼まで寝てしまうなど…)
まぁでもとりあえず題目案に関しては腹を括った感じがあるので明日何を言われようと卒論担当にメールしてみようと思う。
10/8
- 題目案概ね決定
もうダメだ…助けて…
10/9
- 『女生徒』読む
- 先生にメール
突然だが今日見た夢を発表
- 友達が食べたハイチュウがデストロイ味→ハッハッハッハって言って(言って!)1度起床
- 千鳥大吾の養子になる、テレビ局で暴れる
- 入ったファミレスの調理を任され、謎に割って入ってきた上沼恵美子に怒号を飛ばされる
上沼恵美子に怒られながらご飯を作る夢を見ました。怖かった…
— フジサワ (@Fujii_sawa) 2020年10月9日
10/10
- 先生からメール返信あり、細かい方向性の検討必要性ありそう
- 『the witch 魔女』見る
- 『闘争領域の拡大』読む
- レコード聴く
魔女はおもろかったけど敵が"the 悪者"って感じでほんまにそうかいね、って少しだけ思った。ただ最後30分のアクションはかなり痛快で、凝縮されてんなぁと思う。(主役の怪演が最高)第二部も楽しみ。
レコード聴きながら外見てぼんやりしてたら「嗜好品」に関して考えが巡った。朝方千鳥の大吾が煙草について近しいことを言っているやつを見ていて面白いと思ったのでそのうちまとめたい。
姉にチーズケーキ貰って食べました
10/11
食材調達して酒飲んで寝ました。最悪ですね。
最高。最悪で最高な日はたぶん月曜で終わる。